理事長ご挨拶
当クリニックのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
医療法人社団心明会理事長の中村徹と申します。
当クリニックの運営母体である医療法人社団心明会は、戦前の1937年に中村医院として開業した後、1957年に中村病院を開設致しました。以来、地域医療に貢献すべく、長きにわたりこの吉川の地で皆様とともに歩んでまいりました。
私自身も旧吉川町で生まれ育ち、吉川市はとても愛着のある故郷です。その間、吉川美南駅や越谷レイクタウン駅ができ、新三郷が再開発をされ、吉川市も周辺地域も様変わりを致しました。そんな中でも当法人は変わらず、「皆様に『やすらぎ』と『信頼』と『安心』を提供」することを大切にしてまいりました。さらに、吉川市だけでなく、周辺地域の方々の『生活』にまで目を向け、「この地域で暮らしていて良かったと思っていただける存在」となるということを新たに理念に掲げ、より意識を高めることで、これまで以上に皆様のお役に立てるよう、職員一同、日々励んでおります。
そういった中で、皆様への利便性を考え、2003年に中村クリニックを開業いたしました。
こころの病は実に複雑なものです。自分自身が苦しんでいるにも関わらず、周りから見るとまるで病気には見えず、家族すらも気づかない場合も少なくありません。逆に、本人には全く病気の自覚がなくて、周囲の人たちが困ったり苦しんだりしているケースも多くあります。さらには、「まさかこれが病気の症状だとは思わなかった」と病気自体に気づいていないということも珍しくないのです。
このため、迷うことがあればそもそも病気かどうかを早めに見極めることが大切です。ご本人が受診を拒否していても、ご家族だけでもご相談いただくことで解決の糸口が見える場合や、内科で治療されておられる方でも、専門医の診療を受けることでさらなる改善につながる場合もあります。まずはよく話を聞き、ご本人の辛さに寄り添います。必要があればお薬による治療を行いますが、過剰にならないように常に配慮をしております。
自分(達)だけで悩まずに出来るだけ早期に受診をする、必要があれば速やかに適切な治療をし最適なサポートを受ける、このことが何よりも大切なことなのです。
当院が皆様の気軽に相談できる場となり、生活を支える一助となれば幸いです。
医療法人社団心明会理事長
中村 徹